登録販売者は私の適職？登録販売者に向いている人や適性とは

日々医薬品の勉強を続けられる人

登録販売者は一般用医薬品を販売するだけでなく、お客様からの健康相談に応じながら、医薬品に関する情報提供を行う役割があります。医療は日々進歩しており、新しい医薬品も次々に出てきます。登録販売者の資格を取得したら終わりではなく、新薬が発売されたときや制度の変更時には、最新の知識を身につけておくために継続的に勉強する必要があります。

仕事で忙しい中で勉強を続けていくのは、簡単なことではありません。面倒だと感じるのではなく、知的好奇心を持ち、学ぶことのモチベーションを維持しながらコツコツと頑張れる人が、登録販売者に向いているといえます。

薬や健康に関心がある人

登録販売者の資格を取得するためには、医薬品の基本や人体の構造、医薬品の作用・副作用や成分など、医薬品に関する幅広い内容を覚えなくてはなりません。さらに継続的な勉強も必要となるため、あなたが薬そのものに興味があるかどうかは重要です。興味がないことを学ぶことは、飽きたり苦痛になったりすることもあります。医薬品について「もっと知りたい」と感じられる人は、登録販売者に向いているといえます。

また、お客様からの健康相談に適切なアドバイスをするためには、健康について関心があるかどうかも大切になってきます。日常的に自分や家族の体調を気にかけて、健康に関する情報収集を積極的に行っている人は、お客様の体のお悩みに対してより親身になって向き合えるでしょう。自らの経験や知識を活かしてお客様への手助けができることは、大きなやりがいにもつながります。

相手の話を丁寧に聞くことができる人

登録販売者は、お客様の接客を行うサービス業でもあるため、コミュニケーション能力が求められます。お客様の悩みや問題を理解するためには、相手から話してもらうために、まずは丁寧に「聴く」姿勢が重要です。聞き上手で誠実な気持ちで相手と向き合える人であれば、お客様からも信頼してもらえて、より良い提案ができるでしょう。

そして、医薬品の紹介をするときに専門用語を使いすぎる、誰に対しても全く同じ説明しかしないなど、登録販売者の説明の仕方によってお客様がよく理解できないこともあります。若い方からご高齢の方まで幅広いお客様の対応をするわけですから、どんなときでも相手の立場に立って考えられるかどうかも、お客様の健康アドバイザーとして必要な適性となります。

責任感がある人

登録販売者はお客様の健康に関わる医薬品を販売する仕事です。間違った情報提供によって体調に影響を及ぼしてしまうこともあり、医薬品販売のプロとして「正しい情報を伝える」という責任感を持つことは必須となります。

スタッフの人数が不足して忙しい職場や混雑していて余裕がないときなど、接客がおろそかになってしまうことがあるかもしれませんが、どんなときでもいい加減な情報を伝えてはなりません。最新の医薬品情報を把握し、お客様に適切なアドバイスを提供するという、プロ意識や責任感を持てる人は登録販売者に向いているといえるでしょう。