昨今、共働きの増加により家事や育児は夫婦で協力し合って行う家庭が増えてきています。子育てや家事については「仕事の調整ができる方がやる」「手が空いている方がやる」「曜日分担制」など、パートナーとの取り決めで分担されているご家庭も多いと思いますが、子育てと仕事を両立させるのはとても大変なことです。そこで、今回は【登録販売者が子育てや家事と仕事をどのようにすれば両立できるのか】をご紹介いたします。
登録販売者の勤務先は小売業が多いため、基本的にはシフト制が中心となります。あらかじめ一ヶ月間の出勤日と時間が決められているので、子どもやご家庭の事情に合わせて予定を組みやすいでしょう。
また、会社の勤務形態や雇用形態などによって多少異なるものの、平日のお休みが定期的に取れる事はシフト制の強みと言えます。例えば、子育て中は役所関連の用事も多くなりますが、役所や銀行などの夜間や休日の対応が限られる機関にも平日休みに行きやすくなります。また、子どもの病院通いも増えますが、土日や夕方以降などかなり混雑する時間を避けて通院することもできます 。
育児中の登録販売者で、子どもが保育園や幼稚園などに通っている場合は、毎日のお見送りやお迎えが必要です。朝はとても忙しく、子どもも思うようには動いてくれないため、時間に追われ、朝からストレスになることもあります。そこで、パートナーが午前から勤務の場合は、ご自身が遅番勤務にすることで朝のお見送りは担当でき、保育園や幼稚園の登園時刻まで余裕を持って準備ができるのでストレスも軽減できます。ただし、夜は帰りが遅くなりますので、お迎えはお願いする必要があります。
逆にパートナーの仕事の終わりが遅く、ご自身でお迎えを担当する場合は、早番にすることである程度のお迎えできる時間の調整ができ、子どもを保育園などで夜遅くまで待たせることも避けられます。もしお見送りとお迎えのどちらも担当しなければならない登録販売者は、正社員であれば企業によっては時短勤務も選択できることもあります。もしくは、会社や店長に相談し、時間調整をしてもらう、勤務が難しい時間帯に入れる方を雇用してもらうなどの対応をお願いするとよいでしょう。
正社員であれば勤務店舗は選べない可能性が高いですが、パート勤務であれば店舗を選べるため、保育園や幼稚園の送り迎えがしやすい場所で勤務することもできます。子育て中の登録販売者がパート勤務で働きたい場合は、先に店舗の情報を調べて、実際に足を運んで店舗の雰囲気や何名体制で勤務しているかなどをチェックし、子育てと両立できる環境かどうかを見極めることをおすすめします。
お子さんが小学生になると、基本的にはお見送りやお迎えは必要なくなります。しかし、保育園などよりも預けられる時間が短くなるため、学童保育など放課後の預け先を見つけなければなりませんが、施設によって預かり時間なども異なります。子どもが高学年になっても、習い事をしていれば送迎が必要ですし、勉強が難しくなるので学習状況を見てあげるご家庭も増えてきます。
正社員の登録販売者の場合、時短勤務が利用できる際にも小学校に入るまでということが多いですが、早番勤務にすることである程度は対応できるでしょう。パート勤務の登録販売者であれば、店長と相談の上、終業時間を習い事の送迎などに合わせることも可能でしょう。
シフト制が中心の登録販売者の働き方は、暦通りのお休みとはいかないことが多いです。年末年始、お盆、ゴールデンウィークなどは関係ありませんし、シフトによっては土日もお休みではない場合があります。しかし、定期的な平日のお休みが取れますし、有給やシフト調整により連休を作ることも可能です。
混雑する土日祝日の外出を避け、平日にご家族での外出を楽しんだり、旅行を計画したりすることも可能です。また、自分自身の時間やリラックスする時間も、平日休みの方が取りやすいでしょう。暦通りの休みでないことを活かし、連勤して連休を作る、1週間の中日に休みを入れるなどして、仕事と子育て・ご家庭とのバランスを取りましょう。それがワークライフバランスの確保へと繋がります。
店舗状況等にもよりますので、全てがご自身の希望通りとはいかないかもしれませんが、登録販売者は多様な働き方・生き方が選択できます。年齢や性別などにかかわらず、子育てや親の介護が必要な時期など、個人の置かれた状況に応じて働き方を考えることができます。仕事と家族行事の優先順位を決め、その都度対応していくことをおすすめします。
登録販売者が子育てと仕事を両立するためには、正社員は店舗状況によるため、早番と遅番を使い分けましょう。パートで働く場合は、勤務先の店舗情報を事前にチェックし、面接時にご自身の希望をきちんと伝えることが大切です。また、家族旅行や家族行事などは、平日休みや有給などを有効に活用しましょう。
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