登録販売者制度が施行されてから15年ほど経ち、業種や雇用形態で違いはありますが、現在の登録販売者の大体の平均年収や時給、資格手当などがわかってきました。では、登録販売者のボーナスはどうなのでしょう。今回は【登録販売者のボーナス事情とボーナスアップのためにできること】をご紹介します。
賞与(ボーナス)とは、会社の規定や業績に応じて支給される、毎月の給与のように金額が固定でない賃金のことです。賞与の支給要件や時期、金額など、原則として会社が自由に定めてよいとされていますが、会社の就業条件や従業員との労働契約で賞与の有無や条件を明記している場合は、規定に沿って賞与を支払わなければなりません。
健康保険上の「賞与」の定義は以下のように記されています。
この法律において「賞与」とは、賃金、給与、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのもののうち、三月を超える期間ごとに受けるものをいう。
参照:e-Gov 健康保険法 第一章第三条6項
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=211AC0000000070_20240401_505AC0000000031
登録販売者が多く勤務するドラッグストアのボーナスは、企業規模や業績にもよりますが、年2回、1~2ヶ月分の支給が一般的です。また、職域区分や役職、実績や目標の達成率などで変動するため、一律ではありません。
評価にはポイント制を用いている企業もあり、査定期間中の評価対象となる目標項目の達成が評価のポイントアップとなり、高ランクの評価につながります。
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1番の評価ポイントは、やはり店舗の売上高総利益(粗利益)を上げることでしょう。「粗利益」は、売上から売上原価を差し引いた金額ですので、わかりやすい会社への貢献の指標となります。粗利益が高いと「順調に利益を上げられている」と判断されますので、評価につながります。
赤字店舗へ異動になった場合、赤字店舗を黒字化させることで評価アップが期待できます。社会情勢や周辺環境の変化を考慮されて評価につながりにくい場合もありますが、赤字店舗を黒字化させ、前年比を上回る黒字を継続することができれば、一定の評価につながるでしょう。
個人で設定した目標や期間限定のコンクールの売上目標の達成等は、評価につながるといえます。個人で設定した目標は数字にあらわれますし、コンクールの売り上げや成績は店舗ごとに集計されますので、こちらもわかりやすい指標となります。コンクールの売上や販売数で優秀な成績をおさめると、大きな評価のポイントとなるでしょう。
一般的に、ボーナスは「基本給×〇ヶ月分」で支給されますので、給与アップが望める転職であれば、ボーナスアップにも期待できるでしょう。しかし、店長職経験者であっても、転職先では一般職として採用の可能性もあるので、転職を考える場合は慎重に確認した方がよいでしょう。
登録販売者のボーナスは、平均給与が高いドラッグストアが最も高いと思われますが、ドラッグストアは職域区分や職務試験などの等級、評価ランクなど様々な違いや評価軸があるため、現在の置かれた状況でボーナスアップを目指すには、様々な知識の吸収やスキルの向上をし、店舗や個人の業績を上げ、会社の貢献につながる行動が重要です。日々の業務に真摯に向き合うことが、評価につながるでしょう。
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面接本番前に一度でもその緊張感を経験すれば自信をもって挑めます。
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