花粉症のシーズンが近づくと、ドラックストアの店頭には花粉症の対策グッズや薬が数多く並びます。 毎年のように訪れるこの季節は、多くの花粉症の方にとって鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのつらい症状と戦わなければならない時期です。 同時に、ドラックストアにとっては花粉症対策商品の需要が高まる大きなビジネスチャンスになります。 特に鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状は非常に煩わしい症状であり、こちらを改善に導くことが出来れば顧客満足度の向上にもつながる非常に重要な時期なのです。 そこで今回は、花粉症対策薬の基礎的なおさらいと現役登録販売者が接客でのおすすめの仕方を商品分類別にご紹介いたします。花粉症で苦しむお客様をサポートし、リピートにつなげる接客をいたしましょう。
まず、店頭販売において花粉症対策でメインともいえる鼻炎薬は大きく分けると二つに分けられます。プソイドエフェドリン塩酸塩などの入ったα交感刺激薬とフェキソフェナジン塩酸塩やエピナスチン塩酸塩などの抗ヒスタミン薬があります。
前者は抗ヒスタミン薬に入っていない鼻づまりの効果があり効き目が実感しやすいお薬ではありますが、眠気や口渇など副作用が出やすく長期の使用には向かないお薬で、また麻薬成分でもあるため販売注意が必要です。(薬生発 0208 第1号「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 第十五条の二の規定に基づき濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が 指定する医薬品」の改正について
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/001057748.pdf)
後者はドラックストアに販売している商品では上記より比較的副作用は少なく花粉症の時期続けて使えるお薬になります。基本的につらい鼻づまり症状がある場合には前者を一時的に使い、ある程度改善されれば後者に切り替えていただくというのが一番良い飲み方だと思います。また、抗ヒスタミン薬に代表されるアレルギー専用薬はアレルギー反応を抑えるお薬の為、症状が強く出る前に飲む方が様々な症状を軽減し過ごすことが出来るためシーズン初期やシーズン前から飲み始めることをおすすめするとよいでしょう。
こういったお薬は大小問わず眠気が発生するものではありますが、中でもフェキソフェナジン塩酸塩はドラックストア販売では唯一、乗物、機械類の運転操作の禁止が添付文書に書かれていない成分となります。頻繁に運転するかどうかを聞くこともお客様の安心につながります。
点鼻薬はおもにナファゾリン塩酸塩等の血管収縮剤に少し抗ヒスタミン剤が入っているタイプと比較的持続性の高い成分であるクロモグリク酸ナトリウム等が入っているタイプ、ステロイド剤に大きく分けることが出来ます。基本的に血管収縮剤は長期使用すると薬由来の鼻炎や鼻づまりが発生してしまうリスクがあります。これが発生すると点鼻薬をつかっていないと鼻詰まりが起こり、また点鼻薬を使う悪循環に陥ってしまうので注意しましょう。また、強力な効果はありますが持続しないという欠点もあります。このようなリスクもしっかり周知していくことが信頼にもつながるので点鼻薬を見ているお客様には必ず伝えましょう。その点に注意し、頻繁に買われているようであればステロイドタイプへの切り替えをオススメした方が良いです。但し、ステロイドタイプは一年での使用可能期間が制限されているので注意しましょう。また、効果実感に関して少し違う部分があるので一旦持続性成分が含まれているタイプに変更するのもいいかもしれませんね。また点鼻薬はどちらかというと鼻づまりに効果を発揮しやすいので鼻づまりが酷い方には鼻炎薬との併売もおすすめするとよいでしょう。
目薬についてはクロルフェニラミンマレイン酸と抗炎症剤のリーズナブルなタイプ、そこにクロモグリク酸ナトリウムを追加した中機能タイプ、そこに比較的強い抗炎症剤プラノプロフェンを追加しものによっては更に抗アレルギー薬や保護成分を追加した高機能タイプがあります。
基本的には高機能タイプの方が効果実感がいいのでお客様の予算と相談になるのですが、最初に同じ高価格タイプでも売場で一番高額な商品を紹介し、そのあと他の高機能タイプをオススメすることで値段への忌避感を下げ購入して頂きやすくなります。こちらはただ、利益が出るというよりは高機能タイプの方がえてして効き目と効果実感が良く、効くものを紹介してもらったという事でお客様の満足度も上げることのできる提案なのでしていくとよいでしょう。また、症状が非常に強い方には洗眼薬もお勧めするといいでしょう。
目薬に関しては使用方法でのオススメのアドバイスが2つあります。まずは、朝や外出前のアレルゲンに触れる前に差すことです。薬の機能的にこちらの方がより効果実感して頂けると思います。2つ目は目の周りを拭いてから差すという事です。花粉はまつ毛や目の周りにも付着していることが多いです。そこでそのまま差してしまうとアレルゲンを目にまとめて入れてしまうことになり、目薬をしたのに逆にかゆみが増したり、目薬の効果が感じられなくなってしまいます。なので、清潔な布やティッシュ(花粉を除去しやすいのでしめっているとなおよし)で目薬を差す前にまつ毛を目の中に花粉が入らないように目の周りを軽く拭って頂くことが大事なのです。
筆者の実感ですが一般用医薬品の花粉対策商品のこの3つの中でも効果実感がしやすいのでしっかりと提案できると信頼にもつながるかもしれません。
花粉の飛散量や症状の出方は年によって変化しますが、早めに対策をとることは変わらず有効です。花粉症に悩む方は、とにかく「早く楽になりたい」「自分に合う薬が見つからない」と不安を抱えていることが少なくありません。そこでスタッフからの声かけが非常に重要になります。今すぐなんとかしたい症状を改善に導くご提案が出来ればお客様の信頼を獲得するきっかけになります。また、「眠気が気になるようでしたら、フェキソフェナジン塩酸塩がおすすめですよ」「鼻づまりが特にひどい場合には、点鼻薬と合わせて使ってみてはいかがでしょうか」など、お客様の症状に合わせた一言アドバイスがあると、信頼感がグッと高まります。
より多くのお客様から「また聞きに来たい」と思ってもらえるような接客を行えるように花粉症薬の特徴や使い方を把握し、お客様の症状や心情を読み取ったうえで最適な商品を提案できるようにすることが重要です。
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